SDGsに貢献する兵庫県の取り組み: 丹波地域特産品「五つ星ひょうご」ブランド選定

SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。

今日も下記の最新のSDGsニュース記事について考察と意見をお伝えします。

タイトル

過去最多の7品選定 地域性と新しさ両立「五つ星ひょうご」 「SDGs」にも貢献

内容

兵庫県と県物産協会は、持続可能な開発目標(SDGs)を審査項目に含め、丹波地域から7品を今年度の「五つ星ひょうご」ブランドに選定しました。この選定は食品や工芸品を含み、過去最多の品数です。特に注目されるのは黒大豆を使用した商品で、健康と福祉の目標達成に寄与しています。3月には神戸市で内覧会と販売会が開催され、選定品は県のアンテナショップやネットサイトで販売されます。これにより、持続可能な社会の実現への取り組みとして、地域特産品の情報発信と販路拡大が図られることになります。

SDGsニュースの主な要点

– 兵庫県と県物産協会は、「五つ星ひょうご」ブランドで丹波地域から7品を全国にPR。

– 2013年、2017年度と並び、選定品数が過去最多。

– 審査項目にSDGsを新たに追加。

– 黒大豆などを使用し、健康と福祉の目標達成に貢献する商品を選定。

– 対象は食品や工芸品で、今年度で12回目。

– 丹波地域からこれまでに56品が選定されている。

– 今年度の県内応募は122品、そのうち66品を選定。

– 3月に神戸市でマスコミやバイヤー向けの内覧会と一般向けの販売会を開催。

– 選定品は「ひょうごふるさと館」やネットサイトで販売、情報発信と販路拡大を図る。

選定された主な商品:

  1. 「丹波篠山 黒豆食パン」 – 黒大豆を使用した食パン。
  2. 「農家の手づくり 黒豆みそ」 – 川北産黒大豆と自家製こうじで作るみそ。
  3. 「有機丹波黒豆茶」 – 自社栽培の有機黒大豆を使用したお茶。
  4. 「黒枝豆ようかん」 – 黒枝豆を使用した練りようかん。
  5. 「悪右衛門らーめん」 – 丹波産みそと酒かすを加えたトマトベーススープのラーメン。
  6. 「ベジタンバ野菜ジェラート 丹波黒枝豆&ミルク」 – 有機丹波本黒大豆と丹波産牛乳を使用したジェラート。
  7. 「丹波焼 香立て」 – シンプルかつモダンなデザインのお香立て。

SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見

兵庫県と県物産協会が行った「五つ星ひょうご」の選定は、SDGsの視点を組み込むことで、地域特産品の新しい価値創造に成功しています。この取り組みは、地域経済の活性化と持続可能な開発の両立を示す好例です。特に、SDGsの具体的な目標「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任 つかう責任」に沿った商品選定は、持続可能な消費と生産のパターンを促進します。

こうした地方自治体と地域企業の連携は、地域資源の持続可能な利用を通じて、地域の独自性と新しい魅力を全国に広める効果的な手段です。丹波地域から選定された7品は、地元の黒大豆を活用した食品や伝統工芸品を含んでおり、地域固有の文化と伝統を保持しつつ、新たな市場を開拓しています。これは、ビジネスとサステナビリティの統合において重要なステップであり、持続可能な社会実現に向けた地域単位での取り組みの模範となり得ます。

また、これらの商品が県内外での内覧会や販売会を通じてPRされることで、情報発信の力と販路拡大の重要性が強調されます。地域特産品のブランディングは、地域経済を支えるだけでなく、グローバルな視点からSDGsへの貢献を推進する強力な手段となり得ます。このような地域主導の取り組みは、企業がサステナビリティをビジネスに取り入れ、持続的な社会実現への取り組みを推進する上で重要な教訓を提供します。

SDGsの知恵袋編集部 菊尾

ファッション業界として史上初の外務省ジャパンSDGsアワードを受賞した株式会社FrankPRのスタッフです。2024年現在、日本で5社しかいない外務省と環境省のSDGsアワード受賞社長である松尾真希から直接学んできた人材不足や資金不足でもできる経営実践型の脱炭素やサステナビリティの知識を生かしてお役に立てる記事を執筆してまいります。

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