SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。
今日も下記の最新のSDGsニュース記事について考察と意見をお伝えします。
DHL Expressは、アジア太平洋地区で「GoGreen Plus」サービスの利用顧客が12,000を超えたと発表。これは、航空貨物輸送の二酸化炭素排出量を削減する持続可能な航空燃料(SAF)の使用を可能にする業界初のサービスです。
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タイトル: お客様の二酸化炭素排出量削減を支援するDHL Expressの国際輸送サービス「GoGreen Plus」、アジア太平洋地域で顧客数12,000を突破
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000020941.html
内容
DHL Expressが、アジア太平洋地区(中国除く)で「GoGreen Plus」の利用者数が12,000を超えたことを報告。2023年2月に導入されたこのサービスは、持続可能な航空燃料の使用により、航空貨物輸送のCO2排出量を削減します。
SDGsニュースの主な要点
– DHL Expressはアジア太平洋地域で「GoGreen Plus」サービスの利用顧客が12,000人を超えたと発表。
– 「GoGreen Plus」は2023年2月に導入された、持続可能な航空燃料(SAF)を使用し、航空貨物輸送の二酸化炭素排出量削減を目指す業界初のサービス。
– このサービスは企業のスコープ3排出量削減を実現し、現在、SAFを用いた航空貨物輸送の二酸化炭素排出量削減が可能な唯一の国際エクスプレスサービス。
– DHL Expressアジア太平洋地区CEOケン・リーによると、市場投入から1年で、企業だけでなく一般消費者にもサービスが広がりを見せている。
– アジア太平洋地域でオンライン発送を行う人々の38%が、環境に配慮した配送オプションに追加料金を支払う用意があることを示す調査結果がある。
– 「GoGreen Plus」の契約を締結した2,800社のうち、約2,000社が削減率30%を選択。他にも、AFFINグループ、Asia Commercial Joint Stock Bank、CHIMEI Corporation、SCREENセミコンダクションソリューションズなどが高い削減率を選択している。
– アジア太平洋地域でSAFの活用に対する関心が小売、ファッション、テクノロジー、金融、エンジニアリング企業を含む様々な業界に広がっている。
– アジア太平洋地域の消費者は持続可能なサービスにより多くを支払う意欲があり、52%が気候保護に貢献するため購買行動を変えている。
– 「GoGreen Plus」は、DHLグループがbp社、ネステ社、米ワールドエナジー社との戦略的提携により、大量のSAFを調達し、アジア太平洋地域の脱炭素化に貢献している。
「SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見
DHL Expressがアジア太平洋地域で「GoGreen Plus」サービスの利用顧客数が12,000を超えたというニュースは、企業がどのようにして持続可能性の実現に貢献しているかの素晴らしい例です。このサービスは、2023年2月に導入され、持続可能な航空燃料(SAF)を使用して航空貨物輸送の二酸化炭素排出量を削減することを可能にします。これは、企業のバリューチェーンにおける間接的な温室効果ガス排出量、つまりスコープ3排出量の削減にも寄与する、国際エクスプレス業界で利用可能な唯一のサービスとされています。
特に注目すべき点は、アジア太平洋地域の消費者が環境に配慮した配送オプションに追加料金を支払う意欲があるということです。この地域でのオンライン発送を行う人々の38%が、持続可能性を重視して追加料金の支払いに前向きであることは、消費者の意識が高まっていることを示しています。このような消費者の支持は、「GoGreen Plus」サービスのようなイニシアティブが成功するための鍵となります。
また、アジア太平洋地域でのSAFの使用が増加していること、そして小売、ファッション、テクノロジー、金融、エンジニアリングなど様々な業界からの関心が高まっていることも注目に値します。これらの業界での関心の高まりは、アジア太平洋地域の脱炭素化へのコミットメントが強化されていることを示しています。
「GoGreen Plus」の成功は、企業が環境への影響を減らし、持続可能な未来へのコミットメントを示すための具体的な手段を提供します。このイニシアティブは、他の企業にとってのモデルとなり得るものであり、より多くの企業がこのようなサービスを利用することで、我々の地球の持続可能性への貢献がさらに拡大することを期待しています。