中央アジア支援で物流円滑化と脱炭素を推進!日本が経済支援策を打ち出す

SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。

今日も下記の最新の脱炭素やSDGsのニュース記事について考察と意見をお伝えします。

政府は、カザフスタンで開催される中央アジア5カ国との首脳会合で、物流の円滑化と脱炭素、人材育成を柱とした経済支援策を発表する予定です。 岸田首相が出席し、中国やロシアへの依存度が高い中央アジア諸国との関係強化を表明します。日本のデジタル技術を活用した物流網の構築や、火力発電所の近代化による脱炭素化支援などが盛り込まれる見込みです。

今回解説する脱炭素・SDGsニュース:物流円滑化や脱炭素支援を表明へ 首相、中央アジア5カ国と初会合

ニュースの内容

日本政府は、カザフスタンで開催される中央アジア5カ国との初の首脳会合で、物流の円滑化、脱炭素、人材育成を柱とした経済支援策を発表する予定です。これにより、中国やロシアへの依存を軽減し、中央アジアとの関係を深める狙いがあります。また、日本のデジタル技術を活用して物流網の利便性を高め、カーボンニュートラルの実現に向けた協力も進めます。

SDGsニュースの主な要点

• 政府は、カザフスタンで今月開かれる中央アジア5カ国との初の首脳会合で、物流の円滑化と脱炭素、人材育成の3分野を柱とした経済支援策を打ち出す。

• 岸田文雄首相が出席し、表明する。

• 近接する中国やロシアへの依存を軽減し、豊富な天然資源を持つ中央アジアとの関係深化を狙う。

• 中央アジア5カ国はカザフスタンとウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン。首相は9~12日の日程でカザフ、ウズベクに加えモンゴルを訪れる。

• ロシアを経由せずに中央アジアと欧州をつなぐ物流網「カスピ海ルート」の利便性を高めるため、日本のデジタル技術を使いルート上の国で税関手続きの一元化を図る。

• ウクライナ侵攻を続けるロシアを迂回し物流を安定させる狙いがある。

• 脱炭素を巡っては、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に協力。

• 日本の技術を活用して火力発電所の近代化を進め、天然ガスを利用した肥料やガソリンの生産・輸出も検討する。

SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見

脱炭素とSDGsの知恵袋編集部の菊尾です。

今回は、中央アジアにおける日本の新たな経済支援策に関するニュースについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

政府は、2023年10月にカザフスタンで開催される中央アジア5カ国との首脳会合で、3つの分野を柱とした経済支援策を打ち出すことを発表しました。

その3つの柱とは、

  1. 物流の円滑化
  2. 脱炭素
  3. 人材育成

です。

特に注目すべきは、「カスピ海ルート」と呼ばれる物流網の活用です。これは、ロシアを経由せずに中央アジアと欧州を結ぶルートで、日本のデジタル技術を活用することで、税関手続きの効率化などが期待されています。

ウクライナ侵攻の影響で、ロシアを経由する従来のルートが不安定になっている中、新たなルートの開拓は、中央アジア諸国にとって経済的な安定と成長に繋がる重要な取り組みと言えるでしょう。

また、中央アジア諸国は、豊富な天然資源を有する一方で、エネルギー供給の多くを火力発電に依存しており、温室効果ガスの排出削減が課題となっています。

そこで、日本は 脱炭素 の分野でも積極的に支援を行うことを表明しました。

具体的には、日本の技術を活用した火力発電所の近代化や、再生可能エネルギーの導入支援などが検討されています。

これらの支援は、中央アジア諸国の カーボンニュートラル 達成を後押しするだけでなく、地球全体の気候変動対策にも貢献すると言えるでしょう。

さらに、人材育成も支援の柱の一つとして挙げられています。

高度な技術を持つ人材を育成することで、中央アジア諸国の経済発展を支え、持続的な成長を促す狙いがあります。

企業のSDGsへの取り組みについて

ところで皆さん、企業におけるSDGsの取り組み状況についてご存知ですか?

帝国データバンクの調査によると、中小企業の約半数は、資金不足や人材不足などを理由にSDGsへの取り組みが進んでいないという結果が出ています。

一方で、SDGsに取り組んでいる企業の約7割は、その効果を実感しているという調査結果もあります。

SDGsへの取り組みは、企業にとって新たなビジネスチャンスの創出や、企業価値の向上、優秀な人材の確保など、様々なメリットをもたらす可能性を秘めていると言えるでしょう。

私たちFrankPRの取り組み

私たち株式会社FrankPRは、バングラデシュで製造した革製品ブランド「ラファエロ」を通じて、SDGsの達成に貢献しています。

私たちは、

  • 女性の雇用創出と経済的自立支援
  • 障がい者雇用の推進
  • 環境に配慮した素材の利用
  • 教育支援への寄付

など、様々な活動を行っています。

これらの活動が評価され、第6回ジャパンSDGsアワードでは外務大臣賞、第9回グッドライフアワードでは環境と福祉賞を受賞しました。

(詳細は添付ファイル「SDGsの知恵袋を運営する株式会社FrankPRのサステナブル活動詳細」をご覧ください。)

今回の日本の新たな中央アジア支援は、私たちFrankPRの活動とも共通する部分が多く、大変興味深いと感じています。

中央アジアの経済発展と地球全体の持続可能な社会の実現に向けて、日本がどのような役割を果たしていくのか、今後も注目していきたいと思います。

この記事が、少しでも皆さんのSDGsへの理解を深めるきっかけになれば幸いです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

SDGsの知恵袋編集部 菊尾

ファッション業界として史上初の外務省ジャパンSDGsアワードを受賞した株式会社FrankPRのスタッフです。2024年現在、日本で5社しかいない外務省と環境省のSDGsアワード受賞社長である松尾真希から直接学んできた人材不足や資金不足でもできる経営実践型の脱炭素やサステナビリティの知識を生かしてお役に立てる記事を執筆してまいります。

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