アスクルの挑戦:2050年実質ゼロへ、全サプライチェーンでのCO2削減戦略

SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。

今日も下記の最新のSDGsニュース記事について考察と意見をお伝えします。

アスクルが国際イニシアチブSBTから「ネットゼロ認定」を取得。2050年までにサプライチェーン全体の温室効果ガスを実質ゼロにする目標を掲げ、持続可能なエコプラットフォームの実現に向けた活動を推進しています。

タイトル: アスクル/国際イニシアチブSBTの「ネットゼロ認定」を取得 

https://www.lnews.jp/2024/03/q0308302.html

内容

アスクルはSBTよりネットゼロ認定を獲得し、2050年実質ゼロを目指すことを発表。サプライチェーンを通じたCO2排出量削減に注力し、2030年までに事業所や配送のCO2をゼロにする等の具体的な取り組みを進めています。

SDGsニュースの主な要点

– アスクルがSBT(Science Based Targets)より「ネットゼロ認定」を取得したことを3月8日に発表。

– 2050年までにサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目標としている。

– 持続可能な社会を実現するため、エコプラットフォームの実現を目指し、全事業領域で環境方針を策定し推進中。

– 「2030年CO2ゼロチャレンジ」を宣言し、2030年までに事業所や配送トラックのCO2排出量をゼロにする目標。

– 2050年のネットゼロ達成に向け、サプライチェーン全体でのCO2削減活動をさらに強化する計画。

– SBTは、気温上昇を2℃未満に抑えるため、企業に対して科学的根拠に基づく温室効果ガス排出削減目標の設定を促す国際イニシアチブ。

– 2050年までの長期目標では、サプライチェーン全体でネットゼロを目指す。2030年までの短期目標では、スコープ1+2で88%削減、スコープ3で25%削減を目指す。

– サプライヤーエンゲージメントでは、購入商品やサービスの排出量ベースで、サプライヤーの90%が2028年までに科学に基づいた目標を設定する。

– 再生可能電力の年間調達率を2021年度の46%から2030年度までに100%に引き上げる計画。

SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見

アスクルがSBT(Science Based Targets)からのネットゼロ認定を取得したニュースは、私たちのSDGsの取り組みにとって非常に心強い一歩です。サプライチェーン全体でのCO2削減を2050年までに実質ゼロを目指すという彼らの目標は、私たちが目指す持続可能な社会の実現に欠かせないエコプラットフォームの具体例を示しています。

この取り組みは、2016年に発表された「2030年CO2ゼロチャレンジ」から一貫しており、事業所や配送トラックのCO2排出量を2030年までにゼロにする野心的な目標を設定しています。また、2030年度までに再生可能電力の年間調達率を現在の46%から100%に引き上げることも計画しており、これは再生可能エネルギーへの移行を加速させる重要な一歩となります。

SBTとは、気温上昇を2℃未満に抑えるための科学的根拠に基づく目標設定を促す国際イニシアチブであり、アスクルのような企業がこのような目標に取り組むことは、全産業に対する大きなメッセージを発しています。サプライチェーン全体での温室効果ガス削減、サプライヤーエンゲージメントの推進、再生可能エネルギーへの積極的な取り組みは、他の企業にとっても模範となるべき戦略です。

このような先進的な取り組みは、SDGsの目標達成に向けた道筋を示しており、私たちSDGsの知恵袋を通じてさらに多くの企業や個人がこのような取り組みに触発され、行動を起こすことを期待しています。企業が社会や環境への責任を果たすことは、もはや選択ではなく必須の時代になりつつあります。アスクルの事例は、その重要性と実現可能性を私たちに示しています。

SDGsの知恵袋編集部 菊尾

ファッション業界として史上初の外務省ジャパンSDGsアワードを受賞した株式会社FrankPRのスタッフです。2024年現在、日本で5社しかいない外務省と環境省のSDGsアワード受賞社長である松尾真希から直接学んできた人材不足や資金不足でもできる経営実践型の脱炭素やサステナビリティの知識を生かしてお役に立てる記事を執筆してまいります。

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