米国再生可能エネルギー市場に商機!伊藤忠、太陽光発電事業に1.2兆円追加投資で2.5倍の能力増強

SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。
今日も下記の最新の脱炭素やSDGsのニュース記事について考察と意見をお伝えします。

伊藤忠商事は、米国における太陽光発電事業に約1.2兆円を追加投資し、2030年までに発電能力を現在の2.5倍に引き上げる計画です。米国では、企業のRE100目標達成や政府の政策の後押しもあり、再生可能エネルギー需要が高まっています。伊藤忠は、今回の投資により、成長市場での事業拡大を図ります。

今回解説する脱炭素・SDGsニュース:伊藤忠、米で太陽光発電2.5倍 能力増強へ2兆円 供給網の脱炭素、商機に

ニュースの内容

伊藤忠は2030年までに米国での太陽光発電能力を現在の2.5倍に増強する計画で、事業費を約2兆円に引き上げ、27カ所の発電所を開発中です。再生可能エネルギーの普及を促進する政府の支援を受け、日本企業の投資が増加しています。新たなファンドの設立も予定され、海外企業からの資金調達も見込まれています。

SDGsニュースの主な要点

  • 伊藤忠商事は、米国で太陽光発電事業を拡大すると発表。
  • 2030年までに、事業費を現在の8000億円から計約2兆円に増額し、太陽光発電能力を現在の2.5倍に引き上げる計画。
  • 計画には、新規太陽光発電所の建設や、既存の発電所の設備増強などが含まれる見込み。
  • 伊藤忠は、金融機関からの融資や投資ファンドからの調達に加え、自社の資金も投じる予定。
  • 米国では、バイデン政権の誕生以来、再生可能エネルギー政策が強化されており、企業の間でも、再生可能エネルギーの利用を100%にする「RE100」への取り組みが進んでいる。
  • 伊藤忠は、こうした追い風を受けて、米国での太陽光発電事業を拡大し、需要を取り込む狙い。

「SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見

脱炭素とSDGsの知恵袋編集部の菊尾です。
今日は、あの伊藤忠商事が、アメリカで 太陽光発電 事業に巨額投資するというニュースについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います!

新聞にも大きく取り上げられていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
なんとその額、 2兆円 ! もう、想像を絶する規模ですよね…!
私も最初このニュースを見た時、思わず「えぇーっ!?」と叫んでしまいました(笑)

でも、一体なぜ伊藤忠は、こんなに巨額の投資を 太陽光発電 に行うのでしょうか?
そこには、 再生可能エネルギー を巡る世界の潮流と、伊藤忠の戦略が深く関わっているんです。

世界が注目する再生可能エネルギー

ご存知の方も多いと思いますが、世界では今、 脱炭素 に向けた動きが加速しています。
2015年に採択されたパリ協定では、産業革命前からの気温上昇を2℃未満、できれば1.5℃に抑えることを目標としています。

この目標を達成するためには、二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を大幅に削減する必要があり、そのための切り札として期待されているのが、 太陽光発電 や風力発電などの 再生可能エネルギー なんです。

アメリカでも、バイデン政権が 再生可能エネルギー 推進政策を掲げており、企業の間でも、事業活動で使用する電力を100% 再生可能エネルギー に転換する「RE100」への取り組みが広がっています。

伊藤忠の戦略とは?

こうした世界の潮流をいち早く見据えて、伊藤忠は、2030年までに 米国 での 太陽光発電 能力を現在の2.5倍に引き上げるという目標を掲げました。
そして、そのために必要な資金として、 2兆円 という巨額投資を決断したのです。

今回の投資は、伊藤忠にとって、大きなビジネスチャンスと捉えているからこその決断でしょう。
米国太陽光発電 市場は、今後ますます拡大していくと予想されており、伊藤忠は、いち早く市場を押さえることで、大きな利益を得ようとしていると考えられます。

企業にとってのSDGsとは?

さて、今回の伊藤忠の 太陽光発電 事業への投資は、まさに SDGs の目標達成に貢献する取り組みと言えるでしょう。

SDGs とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

企業にとっても、 SDGs はもはや無視できないテーマとなっています。
消費者の間では、環境問題や社会問題に配慮した商品やサービスを選ぶ「エシカル消費」が広がっており、企業は、 SDGs に積極的に取り組むことで、企業価値を高め、競争力を強化していくことが求められています。

中小企業におけるSDGsの現状

しかし、帝国データバンクの調査によると、中小企業の約半数は、資金不足や人材不足などを理由に SDGs への取り組みが進んでいないという結果が出ています。

一方で、 SDGs に取り組んでいる企業の約7割は、その効果を実感しているという調査結果もあります。

SDGs への取り組みは、企業にとって新たなビジネスチャンスの創出や、企業価値の向上、優秀な人材の確保など、様々なメリットをもたらす可能性を秘めていると言えるでしょう。

私たちFrankPRの取り組み

私たち株式会社FrankPRは、バングラデシュで製造した革製品ブランド「ラファエロ」を通じて、 SDGs の達成に貢献しています。

私たちは、

  • 女性の雇用創出と経済的自立支援
  • 障がい者雇用の推進
  • 環境に配慮した素材の利用
  • 教育支援への寄付
    など、様々な活動を行っています。

これらの活動が評価され、第6回ジャパンSDGsアワードでは外務大臣賞、第9回グッドライフアワードでは環境と福祉賞を受賞しました。
(詳細は別途資料「SDGsの知恵袋を運営する株式会社FrankPRのサステナブル活動詳細」をご覧ください。)

私たちの代表である松尾真希も、早稲田大学第二文学部心理専修を卒業後、ハワイ州立大学大学院マノア校にて SDGs の前身となるMDGsや都市地域計画を学び、起業してからは革製品ブランドのラファエロの活動で、内閣総理大臣を本部長とし全ての国務大臣が選ぶジャパンSDGsアワード外務大臣賞を受賞するなど、 SDGs 推進の第一人者として、様々な活動を牽引しています。

今後も、事業を通じて、社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。

まとめ

今回の伊藤忠のニュースは、 再生可能エネルギー への 投資 が、ビジネスとして大きく成長する可能性を示すものと言えるでしょう。

そして、それは同時に、 SDGs の目標達成に向けて、企業が重要な役割を担っていることを改めて示すものでもあります。

私たちも、今回のニュースを参考に、 SDGs への取り組みを加速させていきたいですね!

この記事が、少しでも皆さんの SDGs への理解を深めるきっかけになれば幸いです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

SDGsの知恵袋編集部 菊尾

ファッション業界として史上初の外務省ジャパンSDGsアワードを受賞した株式会社FrankPRのスタッフです。2024年現在、日本で5社しかいない外務省と環境省のSDGsアワード受賞社長である松尾真希から直接学んできた人材不足や資金不足でもできる経営実践型の脱炭素やサステナビリティの知識を生かしてお役に立てる記事を執筆してまいります。

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