未来を脅かす5大リスク:WEFグローバルリスク報告書2024の要点

SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。

今日も下記の最新のSDGsニュース記事について考察と意見をお伝えします。

2024年1月10日、世界経済フォーラム(WEF)が「グローバルリスク報告書2024」を発表。この報告によると、今後10年間で最も大きな負のインパクトを持つリスクは異常気象、生物多様性の喪失、天然資源の枯渇など。特に異常気象が最大のリスクとして挙げられ、AIの進化に伴う誤情報と偽情報も重要な課題として注目されています。これらのリスクは、企業にとってサステナビリティの重要性を改めて示し、CSRやSDGs推進に関わる責任者に対し、今後の事業計画における考慮事項となることでしょう。

タイトル:世界経済フォーラム、「グローバルリスク報告書2024」を発表

https://jp.weforum.org/press/2024/01/guro-barurisuku-2024-no-ga-suru-gaguro-barurisuku2024notoppuni/

内容

2024年1月10日、世界経済フォーラム(WEF)が「グローバルリスク報告書2024」を発表し、今後10年間で最大のリスクとして異常気象や生物多様性の喪失、天然資源枯渇などを挙げました。また、誤情報と偽情報の拡散も重要なリスクとして注目されています。短期的なリスクでは、誤情報と偽情報が最大の脅威とされ、社会の二極化やサイバーセキュリティ危機も挙げられました。専門家の大多数は、世界が今後10年間で大きく変化すると予測しています。この報告は、企業のCSRやSDGs推進責任者にとって、サステナビリティの重要性を再認識し、持続可能な社会実現への取り組みをさらに強化するきっかけとなるでしょう。

SDGsニュースの主な要点

– 世界経済フォーラム(WEF)が「グローバルリスク報告書2024」を1月10日に発表。

– 調査はWEF専門家のアンケート「Global Risks Perception Survey(GPRS)」に基づく。

– 報告は19回目の発表。

主要リスク(10年の視野):

1. 異常気象

2. ティッピング・ポイント(気候変動の臨界点)

3. 生物多様性の喪失と生態系の崩壊

4. 天然資源の枯渇

5. 誤情報と偽情報

短期的リスク(首位から5位):

1. 誤情報と偽情報

2. 異常気象

3. 社会の二極化

4. サイバーセキュリティ危機

5. 国家間の武力紛争

– 誤報と偽情報は生活コストの上昇、AIの進化、社会の二極化、選挙情報改ざんの原因として注目。

– 16%の専門家が短期的に世界が安定していると回答。長期的には9%。

– 大多数が今後10年間で世界が大きく変化すると予測。

– 各国のエグゼクティブによるリスク評価も公開。日本では国家間の武力紛争、労働力不足、景気悪化、自然災害、異常気象が注目された。

SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見

最新の「グローバルリスク報告書2024」が、私たちのSDGs推進活動に重要な示唆を与えています。この報告書は、世界経済フォーラム(WEF)がダボス会議に合わせて発表したもので、今後10年間の世界を脅かす主要なリスクを指摘しています。特に注目すべきは、異常気象、生物多様性の喪失、天然資源の枯渇など、地球環境に関連するリスクが上位に挙げられている点です。これらは、SDGsの目標と密接に関連しており、企業のCSR活動や脱炭素への取り組みに直結する問題です。

さらに、AIの進化による誤情報や偽情報の拡散も新たな課題として挙げられています。これは、情報の正確性や信頼性の維持がSDGs達成に向けての重要な要素であることを示唆しています。企業が社会的責任を果たす上で、正確な情報の提供とその透明性は不可欠です。

また、帝国データバンクの調査によると、中小企業の半数以上が資金不足や人材不足でSDGsへの取り組みに苦戦しているとのこと。しかし、同時に7割の企業がSDGsへの取り組みの効果を実感しています。これは、SDGsへの取り組みがビジネスにおいてもプラスの影響をもたらしていることを示しており、小規模企業でも積極的な取り組みが求められています。 このような状況の中で、弊社の事例で恐縮ですが株式会社FrankPRのように、限られたリソースの中でSDGsへの取り組みを進め、その成果を認められている企業もあります。彼らの事例は、どんな規模の企業にとっても学びとなるでしょう。この報告書は、今後の企業活動においてSDGsの推進がいかに重要かを改めて認識させてくれるものです。私たちは、これらの課題に対してどのように対応し、持続可能な未来を目指すかを常に考え、行動する必要があります。

松尾真希

ハワイ州立大学大学院でMDGs(SDGsの前進)を学び、アカデミックな分野でサステナビリティの研究に没頭し、帰国後、革製品ブランド”ラファエロ”を0から立ち上げ、1日で1つの商品を3000個ほど売り上げるなど事業面でも圧倒的な実績を出しつつ実践的な脱炭素経営やサステナブル経営に取り組み、ファッション業界として史上初の「外務省ジャパンSDGsアワード」を受賞した唯一の企業となる(外務大臣賞)。さらに前年には「環境省グッドライフアワード環境と福祉賞」も受賞しており2024年現在で外務省と環境省のSDGsアワードをW受賞した日本で5社のみの一般企業となる。

これらの実績は、夫婦2名の資本金100万円の株式会社FrankPRで取り組んできたことで、資金不足・人材不足でもサステナビリティや脱炭素活動は事業活動と両立できることを実証する。

アカデミックと実践的な経営の両方のサステナビリティの知識を併せ持つ稀有な現役経営者として社会のサステナビリティや脱炭素を支援する発信をしていく。

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