SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。
今日は下記のSDGsニュース記事について考察と意見をお伝えします。
Contents
1.今回解説する脱炭素・SDGsニュース:Global Investment in Clean Energy Surges, But Developing Nations Risk Falling Behind
クリーンエネルギーへの投資は増加していますが、発展途上国への資金は不足しており、気候変動対策の進捗に深刻な格差が生じています。国際エネルギー機関(IEA)の報告書によると、2024年にはクリーンエネルギー投資が2兆ドルに達する見込みですが、発展途上国への配分はわずか15%に留まっています。資金不足が再生可能エネルギー導入の障壁となり、気候変動の悪影響を受けやすい発展途上国が取り残される可能性が懸念されています。
2. ニュースの要約
クリーンエネルギーへの世界的投資が急増する中、発展途上国はわずか15%の資金しか受け取れておらず、気候変動対策で取り残される危険がある。再生可能エネルギーへの移行は公平で包括的であるべきで、特に発展途上国への投資と支援が必要とされる。信頼構築と国際協力が不可欠であり、すべての国がこの移行の恩恵を受けることが求められている。
3. SDGsニュースの主な要点
- 2024年には、クリーンエネルギーへの世界投資が化石燃料への投資額の2倍に達する見込み。
- 今年のエネルギー投資総額は3兆ドルを超えると予想され、そのうち2兆ドルは再生可能エネルギー、電気自動車、原子力などのクリーン技術に充てられる予定。
- しかし、クリーンエネルギー投資の大部分はヨーロッパ、米国、中国に集中。
- 発展途上国は、主に資本コストの高さにより、2兆ドルの投資のわずか15%しか受け取っておらず、再生可能エネルギープロジェクトの開発が進まない。
- 資金不足のために発展途上国が化石燃料への依存を続けると、排出量が永続化し、気候変動に効果的に対処する能力が失われる。
- IEAは、投資が最も必要とされる発展途上国に資金が行き渡るよう、さらなる取り組みが必要だと指摘。
- 新興経済国が再生可能エネルギーへの移行に参加できるようにすることは、「公正な移行」の重要な側面。
- 石油、ガス、石炭産業で雇用されている人々の生活を犠牲にすることなく、1.5℃の地球温暖化目標に沿った経済を構築する必要がある。
- 世界経済フォーラム (WEF) は、公平で包括的なエネルギー移行がすべての国とコミュニティにとって不可欠であると強調。
4. 「SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見
クリーンエネルギー投資、世界は変わる?発展途上国への支援不足
こんにちは!脱炭素とSDGsの知恵袋編集部の菊尾です。
最近、クリーンエネルギーへの投資が世界的に増えているというニュース、見かけませんか?
そうなんです!世界は、気候変動問題の深刻さを、ようやく認識し始めたんです。
そして、再生可能エネルギーや電気自動車、原子力といったクリーンな技術に、どんどんお金が流れ込んでいるんですね。
これは、地球の未来にとって、とっても喜ばしいことです!
でも、ちょっと気になるデータもあるんです…。
それは、発展途上国への投資が、あまりにも少ないということ。
今回は、この問題について、詳しく解説していきますね!
クリーンエネルギー投資、2兆ドル時代へ!
国際エネルギー機関(IEA)によると、2024年には、クリーンエネルギーへの世界投資が、なんと2兆ドルを超える見込みなんだそうです!
これは、化石燃料への投資額の2倍にもなる金額です。
世界は、まさにクリーンエネルギー革命の真っ只中にあると言えるでしょう!
でも、この2兆ドルという巨額の投資、そのほとんどが、ヨーロッパ、アメリカ、中国といった先進国に集中しているんです。
発展途上国への投資は、わずか15%
一方、発展途上国へのクリーンエネルギー投資は、全体のわずか15%に過ぎません。
これは、深刻な問題です。
なぜなら、気候変動の影響を最も大きく受けるのは、発展途上国だからです。
例えば、海面上昇や干ばつ、洪水などの被害を受けやすいのは、発展途上国の人々です。
なのに、クリーンエネルギーを導入するための資金が不足しているため、化石燃料への依存から抜け出せないという悪循環に陥っているんです。
なぜ発展途上国への投資は少ないのか
発展途上国への投資が少ない理由は、いくつか考えられます。
- 政治や経済が不安定な国が多く、投資リスクが高いと見なされている
- インフラが整備されておらず、クリーンエネルギーの導入コストがかかる
- 技術やノウハウが不足している
これらの課題を解決するためには、先進国からの資金援助や技術支援が不可欠です。
公正な移行を実現するために
世界経済フォーラム(WEF)は、「公正な移行」という考え方を提唱しています。
これは、気候変動対策を進める上で、発展途上国を置き去りにせず、誰もが恩恵を受けられるようにしようという考え方です。
そのためには、
- 発展途上国への資金援助や技術支援を強化する
- 再生可能エネルギー技術の開発と普及を促進する
- 気候変動の影響に脆弱な国々への適応策を支援する
といった取り組みが必要です。
私たちFrankPRもサステナビリティに貢献!
私たち株式会社FrankPRは、バングラデシュで製造した革製品ブランド「ラファエロ」を通じて、SDGsの達成に貢献しています。
私たちは、
- 女性の雇用創出と経済的自立支援
- 障がい者雇用の推進
- 環境に配慮した素材の利用
- 教育支援への寄付
など、様々な活動を行っています。
特に、環境に配慮した素材の利用として、ラファエロの革は、バングラデシュで宗教儀式のために解体された牛の皮をアップサイクルして使用しています。
これは、本来廃棄されるはずだった資源を有効活用することで、環境負荷を低減しようという取り組みです。
さらに、ラファエロのレザーは、製造工程で太陽光発電を活用することで、従来の革製品用皮革と比べて温室効果ガス排出量を80%削減することに成功しました。
この削減率は、商品やサービスの排出CO2削減率を示す指標「デカボスコア」において80点という、全品目の中でもトップクラスの高得点を獲得しており、第三者機関によって証明されています。
私たちの取り組みが評価され、第6回ジャパンSDGsアワードでは外務大臣賞、第9回グッドライフアワードでは環境と福祉賞を受賞しました。
私たちの代表である松尾真希も、早稲田大学第二文学部心理専修を卒業後、ハワイ州立大学大学院マノア校にてSDGsの前身となるMDGsや都市地域計画を学び、起業家としてSDGs推進の第一人者として活動しています。
私たちは、これからも、事業を通じて社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。
まとめ|私たち一人ひとりができること
クリーンエネルギーへの投資は、地球温暖化を食い止めるための重要な一歩です。
しかし、発展途上国への支援が不足している現状を、私たちは忘れてはなりません。
私たち一人ひとりが、気候変動問題に関心を持ち、再生可能エネルギーの利用を促進したり、環境に配慮した商品を選んだりするなど、できることから行動を起こしていくことが大切です。
世界全体で協力し、公正な移行を実現することで、持続可能な未来を創造していきましょう!
この記事が、少しでも皆さんのSDGsへの理解を深めるきっかけになれば幸いです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!