SDGsの知恵袋編集部の菊尾です。
今日も下記の最新の脱炭素やSDGsのニュース記事について考察と意見をお伝えします。
新たなCDP報告書によると、2023年にサプライチェーンから森林破壊を完全に排除した企業はわずか64社に留まりました。CDPの森林質問票に回答した1,152社のうち、69%が取り組みを行っているものの、明確な証拠を提供したのは186社でした。企業は、持続可能なサプライチェーン実現のため、効果的な監視と制御システムへの投資が必要です。
Contents
今回解説する脱炭素・SDGsニュース:CDP: Just 64 firms eliminated deforestation from at least one supply chain in 2023
ニュースの内容
2023年、CDP報告書によると、森林破壊を完全に排除したサプライチェーンを持つ企業はわずか64社でした。CDPの森林質問票に回答した1,152社のうち、69%が取り組みを行っているが、明確な証拠を提供したのは186社。企業は持続可能なサプライチェーン実現のため、効果的な監視と制御システムへの投資が求められています。
SDGsニュースの主な要点
– 2023年に森林破壊を完全に排除したサプライチェーンを持つ企業は、CDP報告書によるとわずか64社でした。
– CDPの森林質問票に回答した1,152社のうち、69%が森林破壊防止の取り組みを行っています。
– そのうち、明確な証拠を提供したのは186社に留まりました。
– 企業は持続可能性を高めるため、効果的な監視と制御システムへの投資が求められています。
– 報告書は、企業責任としてサプライチェーンから森林破壊を排除する重要性を強調しています。
「SDGsの知恵袋の編集部」の考察と意見
最新のSDGsニュースについて、企業のSDGs活動や脱炭素に関心のある読者の皆さんに向けて、わかりやすくお伝えしたいと思います。
新たな分析によると、CDP企業報告プラットフォームで少なくとも1つの高リスク商品に関する森林データを開示している企業のうち、2023年に森林破壊や森林転換のないサプライチェーンを記録したのはわずか64社だったそうです。企業責任として、サプライチェーンから森林破壊を排除することは可能ですが、依然として珍しいことを示しています。
企業は、短期的な気候と自然に関する目標を達成し、EU森林破壊規制などの新しい法律を遵守するために、サプライチェーンから森林破壊と転換を排除する必要があります。しかし、実際にそうしている企業はほとんどないのが現状のようです。企業が自社の事業とサプライヤーに関連する森林破壊と転換に対処するために、効果的な監視および制御システムに投資することが求められています。
CDP報告書によると、企業の活動、製品、地域、サプライヤーに関する重要な情報が欠落していることも指摘されています。企業は、自社の商品サプライチェーンが森林破壊や転換と無縁であるという主張を裏付ける強力な証拠を提示する必要があるでしょう。
持続可能な発展を促進するためには、企業がサプライチェーンが森林だけでなくすべての自然生態系に与える影響を考慮することが重要です。公的政策、公約、サプライヤーとの連携を通じて森林破壊や転換を行わないという意図を明確にすることは、情報開示を支援し、責任ある生産と貿易への移行を加速させるのに役立つはずです。
一方で、帝国データバンクの調査によると、中小企業の半分は資金不足や人材不足でSDGsに取り組めていないという現状があります。しかし、7割の企業がSDGsへの取り組みの効果を実感しているとの結果もあり、SDGsへの取り組みは企業にとってプラスの影響をもたらすことがわかります。
企業には、森林破壊のないサプライチェーンの実現に向けて、情報開示の強化と具体的なアクションが求められています。規模の大小に関わらず、できることから着実にSDGsに取り組んでいくことが、持続可能な社会の実現につながるのではないでしょうか。