サスティナブルについての質問に回答する社会起業家の松尾真希について

わたしの名前は松尾真希です。私の情熱的な物語は、循環型共生社会の実現に向けた活動の原点がハワイと猫にあります。

すべてはハワイ州立大学への留学から始まりました。その時、私は「サスティナビリティ(持続可能性)」に対する興味を抱きました。日本の大学を卒業後、フリーランスのライターとして活動していましたが、本当にやりたいことを見つけるためにハワイに留学しました。そこで、環境や文化を保護しながらの持続可能な開発を学び、MDGs(ミレニアム開発目標)というSDGsの前身についての知識を深めました。

帰国後、日本ではまだサスティナビリティが課題として捉えられていなかった時代でした。そんな中、保護猫を預かる施設で出会った猫を飼うことになりました。これが私にとって大きなきっかけでした。そのことを友人から「サスティナブルな選択」と指摘され、身近なところで持続可能な開発に貢献できることに気づきました。

その後、バングラデシュの牛皮を利用した高品質な革製品を日本で販売し、貧困問題の解決に寄与したいと考え、2014年に革製品ブランド「Raffaello」を立ち上げました。このブランドは「一流の革職人が作るRaffaello」というキャッチコピーで、サスティナビリティや共生社会と関連していることは謳っていませんでした。私の狙いは、無関心だった人々にも気づかぬままにサスティナブルな選択をしてもらい、SDGsに関心を持ってもらうことです。

Raffaelloのビジネスは成功し、バングラデシュでの雇用支援にも取り組みました。現地の工房と提携し、経済的に苦しいシングルマザーを雇用することで女性の社会的地位向上に貢献しました。また、障害者の雇用も積極的に行いました。日本国内でもシングルマザーや障害者の雇用を促進し、SDGs達成に貢献しています。

私たちの取り組みは評価され、第9回グッドライフアワードで実行委員会特別賞、そして第6回ジャパンSDGsアワードで外務大臣賞を受賞しました。これは史上初の女性経営者としての栄誉でもありました。

今後もサスティナビリティを追求し、世の中に恩返ししていくことを目指しています。SDGsに取り組む企業や個人に「身近なところで自分に何ができるか」という視点を持つことの重要性を伝え、より効果的で規模の大きい影響を持つ仕組みを構築していくことを目標としています。